お刺身の栄養学

お刺身の栄養食事
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刺身といえば簡単に手に入り、調理もいらないおかずの定番。
しかし皆さん、一度は思ったことありませんか?

「ゴミが多い」

パックはもちろん、ツマなど魚以上にゴミが多いじゃないか!と。
パックもボリュームと見た目の関係もあり、蓋の高さがあるものを採用しているスーパーも多く、なかなかラップ一枚というものも見ませんよね。
しかし、この記事を読んでいただければお刺身のゴミが減ること間違いなし!パックはどうしようもないので捨てていただくしかありませんが、もしかすると明日からパックの中身が空っぽになるかも知れません…^^

ReBoRn

大葉

大葉は和風ハーブの代表格であり、野菜の中でも非常に栄養価が高い食材です。たとえ少量でもその健康効果は期待できるので、お刺身パックに入っている一枚も無駄にしないようにしましょう!
特に、βカロテンの含有量が野菜の中でトップクラスであり、体内で必要に応じてビタミンAに変換されることで強力な抗酸化作用を発揮します。このβカロテンは粘膜の保護や肌の新陳代謝にも関与しており、内側からのアンチエイジングに不可欠な栄養素です。
つまり、大葉は栄養密度が高く、老化の原因とされる活性酸素を除去する能力が非常に高いということ。

また、大葉の香りの元であるペリルアルデヒドには、抗菌や防腐効果はもちろんのこと、脳神経因子であるBDNFの減少を抑える作用があり、抗うつ効果も期待されます。
心身の健康やアンチエイジングにおいて、大葉は非常に効果を発揮してくれる野菜と言えるでしょう^^

つま

大根にもワサビと同じアリルイソチオシアネートという成分が含まれています。細胞を壊すことでこの成分が生成されるため、大根もよく噛んで食べることが重要です。
さらに大根には消化酵素がたくさん含まれています。たんぱく質や脂質の多い食品は胃腸の滞留時間が長くなる傾向があるので、肉や魚と大根は非常に相性が良い食材です。

また、ツマも刺身の盛り付けにおいて重要な存在。ツマは魚から出る水分を吸収し、鮮度を保ってくれる影の立役者!それによって盛り付けの高さとボリュームが出て、購買意欲もかき立てられます。我々は健康と共に購買意欲までコントロールされていたとは…恐るべし刺身!www

大根はしっかり噛んで食べることで消化を促進するだけでなく、肌荒れの予防効果も期待できます。ニキビや肌荒れに対しては、まずは外側からのスキンケアが一般的かもしれませんが、スキンケアだけではなかなか変化を感じられない方は、腸の環境に問題があるかもしれません。日常的によく噛んで食べることと、消化を助ける薬味を残さないこともスキンケアの一環として取り入れてみてください^^

わさび

ワサビは実はキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜。このアブラナ科の野菜は、抗がん作用があると言われていて、アメリカ国立がん研究所が作成したデザイナーズフードピラミッドでも上位に君臨しています。

ワサビの辛み成分、アリルイソチオシアネートは抗菌や殺菌効果があるため、生の魚を食べる際には欠かせない調味料。すりおろすことで細胞が壊れ、アリルイソチオシアネートが生成されるので、辛みの強いワサビほどその効果が期待できると言えます。
それだけでなく、ワサビにはアルコール分解で生じる毒素から肝臓を保護してくれる働きもあります。だからこそ、晩酌の際の刺身にはワサビを添えることは欠かせません
もちろん、薬味の独特な苦味や辛味が苦手な人もいるかもしれませんが、それを克服すれば健康的に若返ることも可能です☆

タンポポのような小さな花で、刺身に彩りと美しさを添えるのは食用菊。多くの人が見たことはあるかもしれませんが、食べることはあまりない食材かもしれません。実際僕もほとんど食べることはありませんでしたが、最近は醤油にパラパラと花びらをちぎって入れるようにしています。
ただ万が一、たんぽぽとすり替えられていても、気づかずに食べる自信はありますwww

食用菊は、その鮮やかな色から分かる通り緑黄色野菜としても栄養が豊富。単なる装飾としてのイメージが強い菊も、花弁を散らすことで見た目だけでなく食感も楽しむことができます。
抗菌や抗酸化作用はもちろんのこと、美肌や美白効果で有名なグルタチオンの産生を高める栄養素が含まれています。グルタチオンは肝機能を高め、解毒作用にも働きかけるため、アンチエイジングに役立つ成分です。
色という点ではタンポポも同じなので、もしかすると同様の効果はあるかもしれませんね!

中国では昔から延命長寿の花として、また薬としても利用されてきた菊。歴史に学ぶアンチエイジング食材としてこれから注目されることでしょう!

紅たで

紅たでと呼ばれる薬味は、刺身に添えられる小さな赤紫の葉っぱで、聞き慣れない食材名かもしれませんが、ピリッとした辛みと美しい見た目で刺身にアクセントを加えてくれます。

この薬味に含まれる辛みの成分であるポリゴジアールは抗菌効果や殺菌作用に優れています。さらに、色素成分のレスベラトロールは老化の制御に関与するサーチュイン遺伝子を活性化させてくれます。
紅たでは、本葉が出る前の若い芽(スプラウト)であるため、栄養や酵素を豊富に含んでいます。特に、メラニンの形成を抑える特異的な成分が含まれており、シミのできにくい肌を作り上げてくれるのです。
スプラウトといえば有名なのがブロッコリースプラウトですが、こちらも通常のブロッコリー以上の栄養を含むと有名ですよね!新芽には特有の栄養素が多く含まれるので、珍しいスプラウトを見つけたら是非買ってみましょう^^

紅たでにも抗菌や抗酸化作用があり、食材そのものへのアンチエイジング効果があります。食材の鮮度を保つ作用もあるため、食材の老化を防止する役割も果たしています。
名脇役としての薬味は、料理に欠かせない存在です!彩や風味を添えるだけでなく、我々の身体の健康と鮮度を守ってくれる貴重な存在なのです☆

ほなね!

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