ダイエットと聞くと、大変、辛そう、面倒臭いなど様々なネガティブなイメージがあると思いますが、実際は簡単にできることも多いです。
こんなことして何が変わるんだ!と思うこともあるかもしれませんが、とにかく一度やってみてください。もちろん一回やっただけで何か大きく変わる訳ではありませんが、継続することで大きな変化をもたらせてくれます。
深呼吸
時間も準備も不要な簡単なダイエット方法の一つ目は「深呼吸」!
浅く早い呼吸とは異なり、副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらせてくれます。酸素を体内にしっかり取り入れることは脳の活性化に役立つだけでなく、脂肪燃焼にも超重要!
呼吸は1日に2万回以上行う大切な生命維持活動であり、正常な呼吸回数は1分間に12〜20回だと言われていますが、みなさんこの呼吸を口から行っていませんか?
人は話すことができるようになったことで口呼吸が可能になりましたが、本来は鼻呼吸です。鼻呼吸を行うことで酸素供給量もアップし、体内の酸素と二酸化炭素のバランスが整います。
さらには横隔膜の大きな動きによる内臓マッサージも行え、体の内側から代謝が向上します。
呼吸は生きていく上で最も大切で、もちろん筋肉を使う運動です。呼吸数が増えれば筋疲労の原因にもなりますし、適切な回数で理想的なガス交換が行われることはダイエットにおいても重要!
睡眠中には無意識に口から浅い呼吸になる人が多いですが、口呼吸は呼吸筋に過度な疲労を与えるだけでなく、汚れた空気を直接肺に送り込むことでさまざまな疾患の原因にもなります。
また、口呼吸による慢性的な疲労や睡眠障害、口周りの筋力低下は顔の形にも影響を及ぼすため、ダイエットでより美しくなりたい人は寝ている時から鼻呼吸を習慣化しましょう。
水分補給
簡単なダイエット方法の二つ目は「水分補給」!
よく2L水を飲みましょうと言われますが、これは大きな間違い。人によって必要な水分量も違えば食事量も違います。
ひとまとめに2Lと言うのはナンセンス!自身の必要な水分量を見極めていくことは大切です。一つの目安として僕が勧めているのは体重の3-4%。しかしこれも体脂肪率が考慮されていないので、除脂肪体重×4-5%程度がいいのではないかと思います。
もちろんこれは日常生活でのことで、運動している人はもっと必要になります。
特に暑い時期は気付かないうちに水分が失われることも多いため、運動中に水分補給を怠ると重大な事故につながる可能性もあります。体はわずか2%の水分を失うだけで、運動能力が著しく低下し、めまいや吐き気を感じる場合もあります。
つまり、運動時の体重減少は2%以下に抑えることは必須!水分補給は喉の渇きを感じる前に早めにこまめに行うようにしてください。
水分を十分に摂ることで胃腸の蠕動運動も活発になり、便を押し出すのも助けてくれます。
便秘はダイエットが順調に進まないだけでなく、腸内環境の悪化にもつながり、痩せにくい体質にもなります。
もちろん食事にも水分が多く含まれるので、食欲がない日でも時間をかけてきちんと食事を摂るように心掛けてください。
通勤を再開する
三つ目は少し難しいかもしれませんが、通勤を再開すること!
と言っても会社に行くことがない人、そもそもが自宅での作業という人も多いのでそれは難しい。ではその変わり、通勤に見立てたウォーキングは行えるのではないでしょうか!
多くの人が歩くことの重要性を理解しているものの、実際に正しく十分に歩いていないのが現実です。
令和元年国民健康・栄養調査報告によれば、30代の女性の一日の平均歩数は6,816歩ですが、このデータは大きなばらつきがあり、歩行量には個人差が激しいです。
1日に1万歩のウォーキングをすると、300〜500kcalの消費に相当しますが、仮に今よりも2,000〜3,000歩増やすだけでも、毎日約100kcalを消費することができます。
ウォーキングは基礎疾患予防やメンタルケアなどにも繋がるため、歳を重ねるごとにその必要性や重要性が増してくる上に、仕事の生産性も向上します。
人間一番に弱ってくるのは足腰で、まず歩けなくなることが余命を縮める大きな原因です。
歩くことはもちろんダイエットとして大切なのですが、それ以上に大切なのが歩くスピード!
イギリスで行われた474919人の調査データを解析した研究では、歩行速度が速いと自己申告した男性の推定寿命は85.2-86.8歳、女性は86.7-87.8歳。
一方、歩行速度が遅いと自己申告した男性の推定寿命は64.8歳、女性は72.4歳というデータも。
1000歩で約10分、スピードを上げればそれ以下なので、通勤往復に見立てて10分ずつ早く歩くだけで月間3000kcalも消費する上に寿命も伸ばすことができます。
もちろん個人差もありますが、これを1年続けるだけで、計算上5kgは痩せて半年は長生きできるようになるのではないでしょうか。
1年も継続…(~_~;)と思った方!
はい、正しいダイエットはこれぐらい継続できることを取り組むことが大切です。
ほなね!