「ソイプロテインで筋肉はつかない」
そんな話を耳にした人もいるかもしれませんが、実際は可能です。僕も一時期ソイプロテインを飲んでいましたが、特にホエイと変わりはありませんでした。唯一の欠点は製品のクオリティが低く不味かったくらいwww
もちろん野菜・果物のみにすることは個人的には勧めませんが、ベースを動物性から植物性にすることはあらゆる不調を取り除いてくれると思います。
以前のブログにも書きましたが、植物性食品に多い抗酸化物質は動物性食品からはなかなか得られません。むしろそれ以上にレッドミートは体を酸化させてしまいます。
「五臓六腑」は人間の内臓全体を指す言葉です。「臓」は漢字の通り心臓や肝臓、腎臓などを指し、「腑」は胃や腸を指します。
「府」という漢字はは物事の集まるところ。つまり食事が集まる臓器を指すわけですが、そこにお肉が集まってくるとどうなるでしょうか…
腐
菜食主義
世界にはヴィーガンでも筋肉を付け、活躍するボディビルダーやアスリートはたくさんいます。しかもみんないい体!w
これは僕のなんとなくの感覚ですが、もっとも一般ウケする筋肉量ではないでしょうか(多いぐらいかな)?ヴィーガンはベジタリアン以上に厳格で、動物から発生した食品は食べないというもの。もちろんこれも人により異なるので何とも言えませんが、おそらく海外の方は厳格な気がします。
つまり、プラントベースで筋肉がつかないというのは思い込みのまた思い込み!きちんと食事を摂れば今までと何ら変わりなく、もしくはそれ以上のコンディションに仕上げることができるかもしれません。
こちらの動画は最後にPFCの計算が出てきますが、驚くのは脂質の量。
余計な脂肪をそぎ落とし筋肉を付けていく上では脂質をいかに除くかが重要なはずなのに、たんぱく質を上回る脂質を摂っています。
これもプラントベースだからこその特徴かもしれませんが、この脂質が全て動物性由来の飽和脂肪酸だったら、この人の見た目はもっと老けていたことでしょう…。もちろんどんな食事を選択するかは個人の自由なので、動物性も植物性もバランスよく食べていけるといいのではないかと思います。
動物の話
これは人間界に限った話ではなく、動物にも当てはまります。
植物しか食べないゾウやキリンは植物だけであそこまで大きくなります。もちろん構造が違うことは当然ですが、あの大きな体を動かすエネルギーも植物からしか生んでいません。お肉を食べないとパワーが出ないという人がよくいますが、そんなことはない!と言ってゴリラの写真を見せてあげてくださいw
ゴリラやオランウータンも草食。たくさんの果物を主食にする動物なのにあそこまで筋肉質でパワフルです。自分より大きな肉を食べないと力が出ないという動物は人間くらいじゃないでしょうか。。。
それ以外にもウマもすごい筋肉質ですよね。全体的に草食動物は非常に引き締まったイメージがあります。我々人間も元々は草食で引き締まっていたはずなのに、肉食の比率が増えるほどにポヨポヨになってきました。
菜食で補えないたんぱく質は魚など魚介類から十分に補えるので問題ありません。
アミノ酸スコア
菜食でも大丈夫というと、トレーニングをしている人で気にするのはアミノ酸スコア。
たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸の充足率を表すものでMAXは100です。
結論から申し上げますと、動物性たんぱく質には勝てません!
勝てない=悪いというわけではなく、比べるとやはり植物性たんぱく質はその質に劣ります。アミノ酸スコアが高い物でも、全体のベースは動物性のほうが優れています。
なので、個人的には完全菜食ヴィーガンよりも、菜食ベースに魚や鶏肉を食べるほうがバランスよく健康的なのではないかと感じています。吸収率の観点でも「動物性>植物性」ですし、瞬発力向上に重要とされるクレアチンなども植物性たんぱく質には含まれていません。
ただ、植物性のたんぱく質も組み合わせることで補いあうことができます。
畑の肉と呼ばれる大豆はアミノ酸スコアも高いので、それをベースに穀類からもたんぱく質を摂れば一般の人であれば十分!
米に少ないリジンは大豆に豊富ですし、お互いが補いあえる関係でもあるのはプラントベースの魅力☆
肉に偏ると
冒頭にも述べたように肉が多くなると内臓から腐ってきます。
というと大袈裟かもしれませんが、消化吸収に時間がかかるため腐敗してきます。腸の環境は脳、そして全身の体調に関わってきます。
プロテインを飲みすぎるとオナラが臭くなるといった経験をしたことがある人もいらっしゃるかもしれませんが、まさに腐敗した臭いがしませんか!?これはプロテインだけでなく動物性たんぱく質の摂りすぎ。
また、リンの過剰摂取にもなり体内のミネラルバランスも崩れてしまいますので動物性と植物性のバランスも整えていくようにしましょう。
個人的には動物性:植物性=1:2くらいが一番いいのではないかと思います。一日三食と考えると一番分かりやすいですよね(^^)
この動物性もできれば鶏や魚にしていきたいですね。鶏むね肉は疲れを取ってくれるアミノ酸の一種・イミダゾールジペプチドなども多く含まれています。
植物性たんぱく質を中心に、動物性たんぱく質は鶏、魚をバランスよく摂ってくことで体調の変化なども感じられるのではないでしょうか?
ほなね!