誰も教えてくれない第二のPFC

PFCダイエット
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ダイエットやボディメイクをしている人なら一度は聞いたことがあるPFC。たんぱく質、脂質、糖質のエネルギー産生栄養素の英語表記頭文字を取って略される。
エネルギーを生み出し、私たちの体を構成しているのは紛れもなくこの三つの栄養素。しかし、主たる栄養素ではあるが、これだけで体が構成されているわけではありません。
PFCバランスの整った食事をしているだけでは必ず体は壊れていきます。それらを代謝するビタミンやミネラルはもちろん、これから注目されるであろうPFCを私流にアレンジしてみました。
是非とも普段のPFCと一緒にこちらのPFCも気にしてみてください☆

ReBoRn

P=Phytochemical

フィトケミカル(ファイトケミカル)とは、植物が作り出す化学物質の総称です。
有名なもので言えばポリフェノールやカテキン、イソフラボンやカロテンなどがあり、皆さん一度は聞いたことがあると思います。
これらは植物が紫外線や気温、害虫などから身を守るために作り出す成分で、強力な抗酸化作用が主たる作用。過酷な環境下でも生き抜こうとする植物のチカラが凝縮されているのです!
もうそれだけで健康に重要な栄養だということはお分かりいただけると思いますが、最近どんどん注目されています。

たんぱく質、脂質、糖質に加え、ビタミンミネラルを合わせて五大栄養素と言います。そして最近ではここにプラスして第六の栄養素として食物繊維、第七の栄養素としてフィトケミカルが名を連ねるようになりました。
太陽のパワーをそのまま栄養に変えられるのは植物だけです。肉食化が進む現代ですが、食物連鎖上位のものばかり食べずに、プラントベースの食材も積極的に取り入れていきましょう☆

F=Food enzyme

フードエンザイムとは「食物酵素」。
体内には大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」の二つがあります。そしてこれらは相互に働く性質もあるため、消化酵素を必要以上に使うと、代謝酵素が少なくなってしまうなどの影響があります。
代謝酵素は人体の様々な反応に関わるため、少なくなると元気が出なかったり病気になりやすかったりします。
実際、皆さんの近くによく食べるのに元気がない人っていませんか?その人はおそらく食べ過ぎを抑えると活力を取り戻すはずです。

お腹いっぱいで力が出る!という人もいますが、実際は体内酵素や自律神経の点から考えても逆効果。プロレスの父と呼ばれた力道山さんは、試合前に食事を摂ると力が出ない、と空腹で試合に臨まれていたという噂もあります。
おそらく昔の方はそういったことを本能的に分かっていたのでしょうが、今や加工品が多くなり、いつでも手軽に食べられるものが溢れているので、運動前でも構わず食事を摂ってしまう人も多いように感じます。ちなみに私は運動と食事のどちらを先にするかと言われると必ず運動です!食べると動く気力もなくなりますし、消化に2時間くらい空けてからトレーニングと言われてもまだまだ胃の中には食べ物が残っています。

この消化に余計な酵素を使わないためにも食べ過ぎは禁物。
そして、食物酵素を多く含んだ食事を摂ることでも、消化酵素の無駄遣いを防ぐことができます。新鮮な果物や野菜はもちろん、肉や魚、発酵食品にも食物酵素は豊富に含まれています。
対照的に加工品やコンビニ食には皆無と言っていいくらい。そんなに量を食べていないのに活力が出ないという人は食物酵素の「死んだ食事」ばかり摂っていないか振り返ってみましょう。

C=Cyitric acid

最後はCytric acid=クエン酸です!
クエン酸が抗ガン効果や疲労回復など様々な健康効果が報告されていることは知っている人も多いと思います。どちらかと言えばネガティブな結果を探すほうが難しい。
もちろんサプリメントで必要以上に摂取することはお勧めできませんが、梅干しやレモンなどの柑橘類にも多いので、食材からも十分に摂ることができます。
実際にクエン酸を含む柑橘類(ライム)の消費量が多いメキシコは、極端にがん死亡率が低いというデータもあります。
ビール好きで体調が気になる人は、ライムを挿したコロナビールにするといいかもしれませんね!w

また、ミトコンドリアでエネルギを作り出す回路が「クエン酸回路」と呼ばれることはおそらく中学高校の授業でも聞いたことがあると思います。
それほど大事な生体内機構の名前になっているんだから、外せない栄養素であることはお分かりいただけると思います☆

このクエン酸は安価な上に万が一余っても、お掃除にも使えます!w
また、濃いクエン酸ドリンクは強酸性になり、歯のエナメル質に過剰なダメージを与えてしまいます。飲む際にはくれぐれも濃度に気を付けてしっかりと薄めるようにしてください。

まとめ

PFCといえばたんぱく質・脂質・炭水化物ですが、いくらそのバランスがしっかり摂れていたからといって、長期的な健康が約束される訳ではありません。
体は様々な栄養素が緻密に作用しあい、「命の鎖=VITAL CHAIN」を繋ぎながら生命活動を維持しています。
減量やボディメイクなどそれぞれに目的や目標があると思いますが、どれも健康があってこその楽しみ。
目の前の成果を追いつつも、長期的な健康を作り上げられる食生活を意識してみてください☆

ほなね!

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