人類最大の追跡調査

マクガバン・レポート食事
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世界No.1長寿国の日本。しかし、がんがこのままのペースでどんどん増え続けると2030年には世界5位になるとの話も。食の欧米化が大きな原因の一つですが、今では欧米定着化なので、ここから昔のような食生活に戻すのはかなりの時間を有するでしょう。。。
そんな一方で、アメリカは90年代前半からがんの死亡率が減り始めています。その一つの要因に1977年に発表された「マクガバン・レポート」があるとされています。

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「マクガバン・レポート」とは当時がんなどの罹患者が多く医療費が国家財政を圧迫。国民がどんどん死んでしまうと国力も失いかねないとフォード大統領が原因追及に乗り出し、その際に指揮を執ったのがマクガバン上院議員。
結果的にこれらの病気は薬では治らない、食事が原因であると突き止められました。このマクガバンレポートは5000ページ以上と言われていますが、実際は数十ページだったとの話もあり真偽は分かりません。いろんな圧力によりどんどん改訂され、原文はもう読めないのだとか…。
とにかくこれにより「食原病」改善に向けて国が動き出したのです!

理想は日本食!?

やはり和食!
このマクガバンレポートでも参考にすべきは日本食だと記されています。ただ、今の日本食ではなくなんと元禄時代以前の日本食www
元禄時代はどんなものを食べていたのかというと、穀類は精製されていない玄米や雑穀。一汁一菜程度なので野菜や果物、たまに魚。今と比べると非常に質素と思われるかもしれませんが、悪い栄養はおそらく少なかったでしょう。
この時代にビュッフェとか食べ放題とかしても儲からなかったんでしょうねwww

ご存じの方も多いかと思いますが、白米を多く消費するようになった江戸時代には「脚気」が流行。「江戸患い」とも呼ばれた原因は精米されたことにより、特にビタミンB1の多くが取り除かれてしまい欠乏症に陥っていたのです。
精製されていない穀類は理想の炭水化物です。そういったものを抜いて行うダイエットではなく、選択できるダイエットができるようになれば、一生涯の健康にも繋がっていくということです!

最も控えるべき食品

「食事が不自然」
マクガバンレポートではあらゆる病気の原因がこの一言に集約されているといってもいいかもしれません。白米の精製のように必要なビタミンやミネラルはご丁寧に取り除く上、その穴を埋めるべき野菜や果物の摂取量は激減。
魚や豆類だった贅沢なおかずは動物性のたんぱく質や脂質に代わっていきました。マクガバンレポートではそれらをまとめて以下のように改善すべきだとされています。

・エネルギー摂取量の55~60%を炭水化物から摂取する
・エネルギー摂取量の30%に脂質の摂取量を減らす
・食事に占める脂質の飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合を半々にする
・コレステロールの摂取量を1日300mg以下にする
・砂糖の摂取量をエネルギー摂取量の10%にする
・塩分の摂取量を一日約5gにする
などなど

つまり、動物性食品を減らし、未精製の穀類や野菜、果物、魚(特に小さな魚)を積極的に摂ることこそが病気を防ぐ方法と言えます。
動物性タンパクの摂取が増えれば増えるほど乳がんや前立腺がんの発症率が高くなるとも述べられています。日本での肉の摂取量はここ50年で10倍にもなっています。その増加と疾患の増加に相関関係があることは明らかかもしれません。

病気の原因の歴史

昔々の病気の原因は何だったのか…答えは「神」です。
これは冗談でも何でもなくて今のように医学が発展していなかった昔は、神など目に見えないものが原因だと思われていたわけです。
それが20世紀になると「菌」であることが判明。フランス細菌学者であるルイ・パスツールやドイツのロベルト・コッホが現在の殺菌法やワクチン、予防接種の礎を作ってきました。
しかし、本当の原因は菌ではなく、菌が繁殖しやすい体にこそ問題があると声を上げたのがペッテン・コーヘル。彼は人々の前でコレラ菌を飲み、発症しないということを証明して見せたと。ただ激しい下痢には襲われたらしいですwwww

神→菌→食

病気の原因はこのように変化してきました。また、その影響もどんどん大きくなってきたと言えるでしょう。病気の原因は「菌<食」。あらゆる疾患の土台になるのが食事なのです!

マクガバン・レポートのまとめ

どのように食事を改善していけばよいのか…その要点をまとめてみましたので是非参考にしてみてください☆

・全粒穀物、果物、野菜の消費量を増加させる。
・精製された糖や加工された糖を多く含む食品の消費量を減少させる。
・脂肪を多く含んだ食品の消費量を減少させる。
・動物性または植物性を問わず、飽和脂肪と不飽和脂肪のバランスを整える。
・動物性脂肪を含んだ食品の消費量を減少させ、鶏肉や魚肉を選ぶ。
・高コレステロール食品及び素材の消費量を減少させる。
・塩及び塩を含んだ食品の消費量を減少させる。

ほなね!

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