野菜なんて栄養も多くないし食べなくてもOKというボディビルダーもいらっしゃるくらいですが、僕はそうは思いません。少し前までは野菜なんて食べすに肉を食べて筋肉を付けることが正義と思っていましたが、このまま続けると絶対病気になるなと(^^;
競技やスポーツに人生を懸ける人もいらっしゃいますので、もちろん生き方は人それぞれ。ただ僕の周りにはそういった人よりも趣味として、健康のためにフィットネスに取り組んでいる方が圧倒的に多いので、関わってもらった以上は皆を健康にしないといけないと思っています。
フィットネスと人を結んだリボンの結果が不健康だと最悪ですからね(^^;
VITALに満ち溢れ、長期的な健康を作っていく上で動物性食品には含まれず、植物にしかない(一部例外あり)最高のチカラ「フィトケミカル」はとても重要になります!
ポリフェノール類
お茶のカテキンやワインのアントシアニン、レスベラトロールもこの仲間です。植物の色素成分は非常に強い抗酸化作用があるので、色の濃い野菜を選ぶことは健康にとっても重要です。
アントシアニンは黒豆なんかにも含まれています(^^)
コーヒーやお茶にもポリフェノールが含まれるので、名前としては一番有名なものだと思います。僕自身も最近気にして摂るようにしようと朝食にマキベリーパウダーを利用しています。
アントシアニンはカシスやブラックラズベリーなど紫というよりも黒色に近いほど含有量は多いのですが、マキベリーも同様、またはそれ以上にアントシアニンが豊富です。
中でも「デルフィニジン」という最も強力な抗酸化アントシアニンを多く含むのが特徴。こいつは本当にすごい!酸化こそが全ての病気の原因と言っても過言ではありませんので、この先長い人生を健康に生きるためには絶対摂っておいた方がいいと思います。もちろん果実で摂れれば一番なのですが、簡単に手に入るものではないので…。
ストレスホルモンの一種「コルチゾール」は起床の少し前から多く分泌されるため、抗酸化力の高い食材は朝食に積極的に取り入れることが最高の一日にするためのおススメ健康法です(^^)
カロテノイド類
トマトのリコピンやホウレンソウのルテインなどがこの仲間で、基本的には赤や黄色の色素。他にも有名なβカロテンは体内でビタミンAに変換されるので目の栄養としても大切。
これらは油に溶ける脂溶性のため、調理にも少し油を用いると吸収は効率アップ!トマトとほうれん草のパスタなんかは油も含む調理になることが多いので最高ですね(^^)
このカロテノイドの仲間は動物性食品にも含まれており、甲殻類の「アスタキサンチン」が代表的。このアスタキサンチンも実は強力な抗酸化作用があります。
その力はビタミンCの6000倍、ビタミンEの1000倍とも。これは正確なデータではないので分かりませんが、エビカニは素晴らしい食材であることは間違いありませんね☆
中でも(南極)オキアミはクリルオイルという形でアスタキサンチンを含んでいます。この油はオメガ3や細胞膜の構成成分でもあるリン脂質も豊富でKING OF OILと言っても過言ではないでしょう!
多糖類
海藻などのネバネバもフィトケミカルの一種。
中でも水溶性食物繊維にも分類されるフコダインという成分は、その粘性のある性質から胃粘膜の保護効果があり、胃潰瘍や胃がんの予防効果、コレステロール低下作用があると言われています。
海藻類には他にも免疫ビタミンと呼ばれるLPSが含まれています。LPSはリポポリサッカライドの略で、和訳すると「リポ=脂質、ポリ=多い、サッカライド=糖」。
免疫の要であるマクロファージを活性化してくれますので、免疫力アップにも繋がります。
他にはキノコに含まれるイヌリンやβグルカンなど、俗にいう食物繊維として様々な食材に含まれています。もちろん整腸作用があるので、体調管理から病気の予防まで幅広い働きが期待できます。
硫黄化合物類
硫黄と聞くと臭いイメージがありますがまさにその通り!
これはニンニクの匂い成分やワサビの辛味成分など、刺激の強い香りや辛味が特徴のグループ。玉ねぎを切るときに涙が出てしまう原因の硫化アリルは文字の如く、硫黄化合物です。
ただこのニンニクは最強フード!アメリカ国立がん研究センターが掲げる、がんの予防効果があるとされる「デザイナーズフードピラミッド」では王座の位置に。
ニンニクやワサビ、ショウガなどはそのままだとそんなに匂いは気にならないと思いますが、すりおろすと香りがめちゃくちゃ強くなりますよね?これこそが非常に重要なことで、細胞壁を壊せば壊すほど活性化される成分も多いのです☆
テルペン類
最後は聞きなれない名前ですが、これは柑橘類のフレッシュな香りです。
殺菌、抗菌効果はもちろん気持ちを落ち着かせたりリフレッシュしてくれる効果があるので、さっきの硫黄化合物とは全く違ういい香りですね(もちろんニンニクやワサビもいい香りですよ)w
アロマの精油にも使われているので、食べなくてもその効果を存分に味わえるフィトケミカルと言えます。
レモンに関しては匂いがなくても口の中に唾液が出てくるぐらいですよね(^^;
唾液を多く分泌するということも消化吸収に負担をかけないという点では非常に大切です。さらには口から侵入する細菌から体を守る役割もしているので、もちろん免疫力アップにも繋がります。
このように植物には多くのチカラがまだまだ隠されています。
まだまだ見つかっていないフィトケミカルがこの世にはたくさんあります。肉や卵と言った動物性食品だけでなく、「ファイブ・ア・デイ(一日350g以上の野菜と200g以上の果物)」を心がけていきましょう(^^)/
ほなね!