フランス料理と言えばどんな食事を想像するでしょうか？
個人的にはあまり馴染みがないのですが、トルコ料理、中華料理と並んで世界三大料理と称されるそうです(むしろトルコ料理のほうが馴染みがない…w)。
代表と言えばチーズやフランスパンでしょうか。トリュフやフォアグラ、テリーヌやクロックムッシュもフランス料理だそうで、ジビエも代表的です。
日本以上に肉食で、牛・豚・鶏はもちろん鹿や羊、ウサギなどの動物も一般的なお店で食べることができるそうで、鴨のコンフィなんかは聞いたことがあるかもしれません。
このようにヨーロッパの中でも特に肉類の消費が多い国こそフランスなのです！
フレンチパラドックスとは？
【パラドックス(paradox)】
正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉。
逆説、背理、逆理とも言われる。
肉の消費量は世界トップクラスで動物性脂質を好み、喫煙率も約30%と高くアルコールも好む国なのに、近隣国と比べて動脈硬化や心疾患が少ないのです。通常は動物性脂肪をたくさん食べる高脂肪食でになればなるほど増えるはずなのに逆説的なことが起こっている…これがフレンチパラドックスと呼ばれている現象です。
その一つの理由に挙げられるのが赤ワイン。
「赤ワインはポリフェノールが豊富で健康に良い」という話は皆さん一度は聞いたことがあるかもしれませんが、まさにそれがフレンチパラドックスの秘密だと言われています。
アルコールは体に良くありませんので正確には赤ワインではなく、赤ワインの中に含まれるポリフェノールこそが鍵！
秘密はレスベラトロール
レスベラトロールはブドウなどに含まれるポリフェノールの一種。
特に皮に多く含まれ、紫外線の多いボルドーやローヌなど南フランス産のワインには多く含まれていると言われます。
レスベラトロールは最近話題のNMNと同様の働きをするとしても有名で、ポリフェノールの中でも最強を誇る抗酸化力を持っています。サーチュイン遺伝子を活性化させるという論文が有名な科学雑誌「Nature」にも掲載されたことでかなり有名になりました。
体内で発生する活性酸素除去＝抗酸化こそ遺伝子を守り長寿になる秘訣なので、サーチュイン活性化＋抗酸化は非常に魅力的な栄養素なのではないでしょうか！？
強い抗酸化力を持っているということは様々な健康効果があるわけですが、なかでも美肌効果は非常に高いです。化粧品に多くのコストをかけるよりも内側から肌をきれいにすることを心がけてみてはいかがでしょうか。
メラニンの生成を抑えたり、肌の弾性を向上させたりする効果も確認されているので、女性へのプレゼントなどにはとてもセンスのいいものなのではないでしょうか？(^^)
負けないアスタキサンチン
厳密にはカロテノイドに分類されるアスタキサンチン。
水溶性の抗酸化物質であるポリフェノールのNo.1がレスベラトロールであれば、脂溶性の抗酸化物質であるカロテノイドNo.1はアスタキサンチン！
サケやイクラ、エビなどに含まれる天然の赤色色素であり、抗酸化力がビタミンEの1000倍とも言われています。
こうした抗酸化成分をいかにたくさん摂れるかが、長寿や健康へのキーポイントと言ってもいいでしょう。もちろんサプリメントではなく食事から摂ることが理想。
アスタキサンチンは熱に強く、通常の調理方法ではほとんど損失がないと言われていますのでお刺身はもちろん、揚げても焼いても問題なし。
それぞれの食材の旬は特にアスタキサンチンの量も多くなるので、秋鮭なんかは非常におススメです。また、エビも殻をむいて食べるものではなく丸ごと食べられるサクラエビなど常備し、味噌汁などに入れるといいのではないでしょうか☆
身近なアントシアニン
レスベラトロール、アスタキサンチンよりも身近で摂取しやすい抗酸化物質がアントシアニン。
ブルーベリーやナスに含まれる紫色の色素で、視力改善や眼精疲労の予防にも効果があるとされており、目のサプリメントに多く用いられています。他にも紫芋やバタフライピーなどの色素もアントシアニンです。
もちろん目の健康にもいいのですが、先ほどから述べているように抗酸化物質には多くのメリットがあります。アントシアニンだけでも種類は500以上と言われていますので、ブルーベリー一つとってもおそらくたくさんの種類のアントシアニンが含まれていることでしょう。
食事(食品)から摂取することには到底敵いませんが、プロテインやオメガ3、ビタミンやミネラルと言った様々なサプリメントがある中でも、抗酸化サプリメントは最重要と言ってもいいかもしれません。
ほなね！
