ダイエット中に禁物な甘いチョコレート。
気を付けることも大切ですが、食事とのバランスを見て心の栄養を満たすためにも我慢しすぎず食べるほうがいいのではないかと思います。
もちろん質や量を銀にすることは大切です。今日はそんなチョコレートの選び方からちょっと面白いデータまでご紹介したいと思います。
ちなみに僕はこのページをチョコレートとブラックコーヒー片手に書いています(^^)
チョコレートの原材料
チョコレートの原材料で最も有名なのがカカオ。
ラグビーボールのような形をした果実で、中にある種子がカカオ豆です。カカオ豆の皮などを取り除き焙煎した後、すりつぶしてドロドロにしたものがカカオマスになります。
このカカオマスは「ココアパウダー」と「カカオバター」に分かれて加工されていきます。
ご覧の通りチョコレートはカカオマスにカカオバターを添加するのでかなりの脂肪分になりカロリーも高くなります。
このカカオマスもカカオバターも元々はカカオですから、例えば同じカカオ50%の商品でもカカオバターの比率が高いものはより苦みが少なく高脂質になります。
つまり、カカオ〇%だけの表記を鵜呑みにしてしまうとその比率までは分からないということです!
チョコレートの栄養
①カカオポリフェノール
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは強力な抗酸化作用を持ち、動脈硬化や生活習慣病予防にも効果があると言われています。
がんやストレスへの抵抗力としても注目されており、激しい運動をするなど酸化ストレスにさらされる人は積極的に摂るといいかもしれません。
②テオブロミン
カフェインと似た作用を持ち、気管支拡張作用や利尿作用、興奮作用があります。個人差もありますが普段からカフェインなどの過剰摂取に気を付けている人は注意しておきましょう。
トレーニング前などにカフェインタブレットを常用する人も多いですが、ダークチョコレートを利用すると抗酸化+エネルギー補給と一石三鳥の効果が期待できます。
選ぶべきチョコレートとは
ご察しの通り、カカオポリフェノールはカカオマスに多く含まれているためハイカカオ商品、つまりダークチョコがおすすめ。
また、このポリフェノールはカカオバターにはほとんど含まれないため、原材料名にカカオマスがトップに来ているものを選ぶようにしましょう。カカオマスよりもココアバターが先に書いてあるとポリフェノール量も減ってしまいます。
もちろんですが原材料のトップに砂糖が書いてあるものは控えるようにしましょう。カカオ含有量が低いことはもちろん、健康へのメリットも少ないでしょう。
上の表は市販品のポリフェノール量とテオブロミン量。
ご覧の通り、ポリフェノールが多いとテオブロミンも多くなるので敏感な人は食べ過ぎには注意してほしいところです。
一部商品例外はありますが、カカオ70%を超えたあたりからテオブロミン量は抑えながらもポリフェノール量がぐっと上がってきます。
チョコレートで頭がよくなる?
2012年の「New England Journal of Medicine」に「チョコレート消費量とノーベル賞受賞者数との間に正の相関関係が存在する」と掲載されました。それを受けて書かれたグラフが図1になります。
これを見たら今すぐにでもダークチョコレートを買いに行きたくなりますね!w
図6に示される通り、チョコレート(テオブロミン)を摂取することで賢さの分子基盤である脳由来栄養因子(BDNF)を増加させることが分かっています。脳内BDNF量が増加しているのか、どこで産生されているのかなどまではまだ解明されていないそうですが、これまでBDNF増加に有効な刺激は運動しかないと言われていたのでチョコレートを食べることでも認知症予防になるかもしれません☆
ほなね!
VITAL大学更新のお知らせや栄養情報はメールマガジンでも受け取れます☆