空前のフィットネスブームとコロナ禍が相まって、ダイエットに励む人も急増。とにかく増えてしまった体重を減らそうと必死に食事制限や運動をしている人を見かけますが、そもそもダイエットとは何なのでしょうか?
「diet」と日本語訳を調べていただければ分かるようにそもそもは「日常の食事」という意味が大きいです。減量や食事制限という意味も持つようになってきましたが、それは後付けのようなもの。つまりダイエットとは一時的なものでは終わらないということです。
個人的にいつもお伝えする言葉は「ダイエットは習慣、減量はイベント」です。この言葉の意味を理解いただけるだけでもずいぶんリラックスできるのではないでしょうか?
気合いを入れて取り組む
気合いを入れて取り組むのはまさにイベントごと。
私生活を気合いややる気で乗り切ると必ずどこかで失速してしまうことは、仕事や経験で私自身も身に染みて分かっています(^^;
つまり、体重を減らす期間に気合いを入れて頑張ることは大切ですが、そこで身につけた食事量の調整や運動の頻度などはそのまま習慣として続けられるものに落とし込んでいくことが重要です。
体重を減らしたくていつもよりカロリー計算をして食事を摂っていたなら、減量が終わっても普段の食事のカロリーを意識する。厳密に計算していたのであればざっくりでも計算をしておくなど、100で取り組んでいたことを50にしても続けることが大切です。
100の一ヵ月も10の一年もどちらも積み重ね。一つ一つの積み木が大きいほうが不安定で崩れやすくなるので、ある程度の足場ができたらあとはコツコツ小さな積み重ね☆
体重が減ると嬉しい
毎日のコンディションチェックで体重計や体組成計を利用する人は多いと思いますが、その増減に一喜一憂するのは精神的にも辛いでしょう…。
昨日から1kg減ったところで1Lの水を飲めば元通りになります。逆に今日明日の体重を落としたいのであれば水分を抜くだけでも十分変わります。
それくらい人の体重は日々変動しており、±2kg程度は車で例えるところのガソリンの増減と思っていただければいいと思います。
本来落としたい体脂肪は一朝一夕にたくさん落ちるものでもありませんので、過度な期待は禁物です。そもそも数か月、数年かけて蓄積させた体脂肪を数時間数日で落とそうと思うほうがナンセンスなことは頭で分かっていても理解できていないという人も多いかと思います。
あなたの正確な体重を知っているのはあなた一人です。
それを気にしているのもあなた一人です。
周りの人はスタイルや立ち振る舞い、表情や明るさや清潔感のほうがもっと気にします(^^;
僕は清潔感がかなり重要なポイントかと思いますが…。
早く終わってほしいと思っている
減量はいつか終わりますが、ダイエットは一生終わりません。
「万年ダイエッター」と自分を卑下する人もいますが、それはめちゃくちゃ素晴らしいことだと思います!僕も万年ダイエッターですし、そうでなければもう健康は手に入らない時代だと思っています。
健康で過ごせることに感謝しなさいと言われますがまさにその通りで、さらには自分を褒めてください!
健康でい続けるにはある程度の努力は必要だと感じています。好きなものを好き放題食べて運動もせず肥満を放置する人に健康は寄ってきません。今健康でいる人は何かしら少しでも習慣化して気を付けていることがあるのだと思います。
「万年ダイエッター」と「趣味:減量、特技:リバウンド」は似て非なるものです。
ダイエットの対角にリバウンドはありません。ダイエットは続けることなのでリバウンドしません。
コンテスト出場者を徹底的に真似
真似することも参考にすることもとても素晴らしいことです。
ただ、競技者と一般の生活をしている人ではスタイルも目指すものも違うと思います。もちろん競技者の真似をして私生活に落とし込めている人もいらっしゃいますがそれはごく一部だと思ってください。どうしても隣の芝は青く見えるではないですが、できていない自分を下げてみてしまいがち。
毎日お弁当を作ったり節制した食事をしている人は本当すごい!
と僕も思っているので、何か一つでも参考にしたりマネできるだけでも十分なダイエットだと思いますw
菓子パンとカフェオレだったランチを、低脂質なお弁当や憧れの人がおすすめしていたメニューに変えてみる。いつものお店で注文するメニューを変えてみる。
そういった積み重ねがダイエットなので、ずっと低脂質高たんぱくを気にしながら食べる必要もありません。もしコンテスト出場を目指して体作りをされるのであればそれもそれでよし!徹底的に真似をしていくほうが近道でしょう。
ただし、そうでなければ真似しなくても参考程度に頭の片隅に入れておけばどこかのタイミングでふと思いだし、ちょっとした習慣化への道標になると思います☆
ほなね!