カレーと言えばもはや日本の国民食。インド人もびっくりするくらいカレー好きなんじゃないかと思ってしまいますが、日本のチェーン店以外にも本場のカレー屋さんもかなり増えてきていますよね。
個人的な話なのですが、僕の家から徒歩1分圏内にインドやスリランカ系の本場カレーのお店が2件もあります。しかもどちらも結構人気で、並んでこそいないものの評判がいいので驚きです。
昔から本場のカレーはどうも口に合わず、やはり日本の家庭的なカレーが好きなのですが、健康を考えると本場のカレーは最高です!
日本カレーの別名は
おそらくトレーナーや健康を気遣う人は聞いたことがあるかもしれませんが、ずばり「カレー風味小麦脂丼」w
すいません、決して悪口を言いたいわけではなくそれが美味しいんです!実際に通常のカレールーの原材料名を確認していただけるとよく分かると思います。もちろん最近では低脂質のものなども発売されているのであくまで一般的な商品を参考にして確認してみましょう。
ご覧の通りカレー粉の含有量は砂糖よりも少ないという衝撃の内容。皆さんはご存じでしたでしょうか?僕たちは微量なカレースパイスの風味だけでも美味しいと感じるように子どもの頃から勝手に教育されているということですね。
なぜ小麦粉と油が必要になるかというと、独特のとろみとコクの元になるからです。カレー粉だけで作ると水っぽいシャバシャバなカレーになります。本場のカレーは日本のものよりもとろみがないと思いますがあんな感じですね。
スパイスカレーは何が違う?
ではスパイスカレーは何かというと、このカレールウの「カレー粉」の部分だけを取り出し各スパイスの調合バランスにより様々な味を作っていくと考えると分かりやすいかなと思います。
本場の方のお店に行ったことがある人はお分かりになるかと思いますが、シーフードカレーとマトンカレーは全然味が違いますよね?
あれがまさにスパイス調合の違いです。そこまで詳しくないのでどのスパイスがどんな食材に合うかは分かりませんが、シーフードの場合は水の代わりにココナッツミルクを使用したりもするみたいです。
まず大きな違いはカレールウを使うのとは違い、小麦や油をカットできること。これは健康を気遣う上で大きなメリットになりますし、小麦アレルギーの方でも食べられるというのは嬉しい悲鳴だと思います。
もう一つは使うスパイスの量が圧倒的に多く、新鮮になるということ。スパイスの多くは強力な抗酸化作用を持っており、後に紹介する腸内環境を変えるメリットに合わせてアンチエイジングの手助けをしてくれます。小麦と油の摂りすぎは老けますが、スパイスの摂りすぎは若返りを促してくれます。
最近では自宅でも手軽に作れるようにとスパイスキットやレシピ本がたくさん販売されているので一度チャレンジしてみるのはありだと思います☆
スパイスの種類は?
スパイスの種類は数えきれないくらいあるかと思いますが、カレーにメインで使われるものは限られています。基本的にこれらを揃えて調合を変えればいろいろなカレーを楽しめると思いますので参考にしてみてください☆
クミンシード…カレーの独特な香り
ターメリック…カレーの黄色
カイエンペッパー…赤唐辛子
コリアンダー…パクチー粉末
クミンパウダー…仕上げの香りづけ
ガラムマサラ…各社異なるミックススパイス
僕もまだまだスパイス初心者なので勉強中ですが、スパイスそのものは本当に良い香りがします。カレー粉やカレールウももちろん食欲をそそるんですが、それ以上にカレーを主張してくる強烈な香りで夏場はより食欲を掻き立ててくれると思います。
この香りが強いというのもスパイスの抗酸化力の強さの秘密。ちなみにスパイスの中で抗酸化力が最も高いのはシナモン。
様々な実験結果があるので前後はありますが、多くのもので上位に入っています。カレーに使われることが多いか分かりませんが、意外に身近なスパイスが超アンチエイジング食材だったりするんですね☆なので僕は朝食のフルーツにシナモンパウダーをプラスするようになりました(^_-)-☆
GABANだとメジャーで様々なスパイスもあり、揃えていればインテリアとしても邪魔しないと思うのでいいですよね。友達の家に行ってこの缶がズラッと並んでたらなんかちょっとカッコいいと思ってしまうかもw
腸内環境を変えるスパイス
今回のテーマの腸内環境を変えるという点で重要なスパイスがカイエンペッパーやガラムマサラなどに含まれる辛味をもつスパイス。
辛味の成分であるカプサイシンが腸内環境の改善に働きかけてくれます。カプサイシンというと脂肪燃焼のイメージがありますが、それも一つ。
前回書いた脂肪燃焼の3STEPの最初にかいたアドレナリンの分泌を促進してくれる効果もあるのでカプサイシンが脂肪燃焼に有効なのですが、腸内環境改善にも有効とのデータが。
この研究では血糖量の変化から腸内細菌叢の変化に結び付いたわけですが、他にもまだまだ隠れたパワーがあるように僕は感じます。
腸内細菌叢に関してはまだまだ解明されていない謎も多いですし、人によっても千差万別。スパイスの種類も数多とあるのでその組み合わせ次第では驚くべき腸内環境の変化を起こす人も居ておかしくはないでしょう。
スパイスの抗酸化力
最後にちょっとメジャーなスパイスの抗酸化力(ORAC)の抜粋一覧を載せておきます。カレーで使われるものはもちろんですが、シナモンがずば抜けていることにも注目してほしいと思います。
こちらの実験データでは抗酸化の代表格アサイーよりも高いORACを示していますので、是非皆さんもいつも食べるフルーツに一振りしてみてはいかがでしょうか?
他にもクミンシードやカレーパウダーも高いですよね。あとは身近なもので書いておいたのはブラックペッパー。ラーメンにコショウをかけずに食べるのがどれだけもったいないか分かりますか?www
ほなね!