体を造る『CHON』

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意味不明なタイトルでスタートしましたが、前回のビタミンvsミネラルを読んでいただいていれば何となくお分かりになるかと思いますが、今日の話題はチョン!
と言ってもそう読むのではなく、C=炭素・H=水素・O=酸素・N=窒素のことです。実は我々の体のほとんどがこの四つの元素で出来ているんです!
こんなに複雑なつくりをしているのに主要元素はたった四つだなんてなんだか神秘的な感じもします。

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C=炭素の役割

人間の体から水分を除くと残りの約50%が炭素原子。それほど大切な炭素は言い換えると骨格の源
私たちの体を造るたんぱく質や脂質もこの炭素が骨格となり、その周りに酸素や水素がくっついて分子を形成しています。
中学校の頃に化学で習って難しかった思い出もあるかもしれませんが、僕はパズルみたいですごく楽しかった記憶がありますw
栄養素だけでなくDNAやホルモンなど様々なものが炭素骨格で出来上がっている見えない骨格と言える炭素。炭素と言えばダイヤモンドや炭を思い浮かべますが、その元素と同じものが人間の体を造っていると思うと想像がつきませんね!

H=水素の役割

水素水や水素吸引など一大ブームを巻き起こした水素ですが、元素の中で最も小さいものになります。元素周期表の「スイ、ヘー、リー、ベー……」の「スイ」こそが水素。
原子番号1番で宇宙一小さな元素でもあり宇宙に最も多く存在する水素。ビッグバンにより一番最初に生まれた元素と聞くと神秘的ですよね。
そんな水素は人間の体から水分を除いた残りの約10%を占めます。分子量が小さいので比率は少ないですが、実際は非常に重要な役割をたくさんしています。
水も水素がなければできないし、たんぱく質やDNAも炭素と共に形成しています。中でもDNA構造をほどよく結びつけているのが水素結合と呼ばれる結びつき。
DNAの複製や細胞分裂にちょうどよい結合をしてくれているのが水素なのです。さらにはミトコンドリアでエネルギーを作り出す際にも重要な水素イオン。電子の受け渡しの要にもなっています。

O=酸素の役割

酸素がなければ生きていけないというのは多くの人が感じるのではないでしょうか。空気中に酸素がなくなるともちろん生きていけないわけですが、実は空気中の酸素は意外に少なく20%程度。それ以外の80%は次に出てくる窒素が占めています。
酸素は人間の体から水分を除いた残りの約20%を占める元素で、生命活動の要となています。しかし、外部からの様々なストレスにより一部は活性酸素に変わってしまいます。
この活性酸素は細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。
体には抗酸化防御機能が備わっていますが、ストレスが多く大気汚染も進み、食生活も一変した現代では防御機能だけでは間に合いません
そこで活躍するのが植物由来のポリフェノールなどの抗酸化物質。酸素は必要不可欠な元素ではあるものの、悪者にも変わりやすいということを知っておきましょう!
以前も紹介しましたが、抗酸化のチャンピオンはレスベラトロールです。日頃からストレスが多い、喫煙飲酒をされている方は必須サプリメントと考えてもいいかもしれません。

N=窒素の役割

馴染みのない窒素ですが、先ほども述べた通り空気中に最も多くする元素です。細菌の中にはこの大気中の窒素を取り込み色々な物質を作り出します。これがいわゆる窒素固定でマメ科植物の根にいるバクテリアが有名です。
人体では水分を除いた残りの約10%を占める元素で、主にタンパク質を構成します。我々は大気中の窒素をそのまま利用することはできないので、植物や動物からタンパク質として摂取します。
タンパク質は分解されるとアミノ酸になり、それが代謝されるとアンモニア(NH3)が発生します。このアンモニアは有害なので尿素に無毒化され体外に排泄される循環になります。

自然界の窒素循環は非常に複雑ですが、大気中の窒素をバクテリアが動植物が取り込める形にしていく。そして動植物の死骸や糞尿をまたバクテリアが分解していく。
自然破壊は窒素循環に影響し、それはいずれ人間の体に何かしらの代償として返ってくることでしょう…(コワイコワイ…)。

ほなね!

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