あぶらの種類を知ろう!

油脂食事
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あぶらと言えば「太る」、「健康に良くない」というイメージを持つ人も多いですが、人の重要なエネルギー源でもあり細胞を構成する栄養素でもあるので欠かすことはできません。
もちろん摂り過ぎは様々な疾患に繋がるので気を付けてほしいですが、現代人はさらにアンバランスが問題だと感じています。

「あぶら」とは?

「あぶら」と言われると皆さんはどんな感じを思い浮かべるでしょうか?
恐らく「油」もしくは「脂」のどちらかだと思います。合わせて「油脂」と言ったりもしますがこの二つの違いから説明していきます。

油…常温で液体のもの
脂…常温で固体のもの

簡単にこのように覚えていただければいいと思います。
サラダ油やオリーブオイルは「油」と書くことが普通だと思いますが、牛のあぶらは「牛脂」というくらいですから「脂」と書きますよね☆
大きく分けると植物性が「油」、動物性が「脂」と言っても間違いではありません(^^)

「あぶら」の構造

では「油」と「脂」では何が違うのか。
どちらも脂肪であり、「グリセリン」という物質に3つの「脂肪酸」がくっついてできているわけですが、後者の脂肪酸に違いがあります。

脂肪酸に関してはまた別のブログで詳しく書きたいと思いますが、ざっくりと分けるとこのような感じになります。
常温で液体の脂肪酸にはまたさらに分類があることが分かります。もちろんどちらも細かく分ければたくさんありますが、こうして大きく分けれれているということは人間の体にとっても大切だということです。
摂りすぎなのか、はたまた不足しているのか…。それは皆さんの食生活を振り返っていただくと分かるのではないでしょうか。

摂りすぎているのは「油」か「脂」か

結論から言えば今の食事はどちらも摂りすぎですねw
脂で練り上げた小麦粉を油で揚げたお菓子、脂の乗った高級なお肉に無駄にかけるオリーブオイル…。とにかく現代食は脂肪を多く含む食品や調理方法に偏っています。
男女や体格などにもよりますが、一食で30gを超えていると危険信号。脂肪は他の栄養素に比べてカロリーも高い(9kcal/1g)ので太るのは当然の結果ですよね(^^;

ただこの「油」と「脂」の摂取方法が違うことは普段意識していないと思いますがとても重要なことだと僕は感じています。

油…揚げ油や炒め油など調理から摂りすぎている
脂…脂身の多い肉などなど食材から摂りすぎている


いくら調理方法を変えたからと言って、食材にも意識を向けないといつまでたっても油<脂のアンバランスな摂取は変わりません。

ジューシー、肉汁たっぷり、背脂チャッチャ、サシの入ったお肉、サクッと揚げ物
どれか一つでも好きな人はおそらく全部好きでしょうw
脂肪は売れるというのもまぎれもない事実。それだけ人に満足感を与え、脳へも大きな影響を与えます。
そしてこれには人の味覚が大きく関わっており、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの味覚に加え、第六の味覚「脂肪味」とも言われています。

脂肪は美味しいのか?

「脂肪味」と言われると少し気持ち悪い気もしますが、これに関しては様々な研究がされています。
これは味覚にとどまらず、脳をハッキングする程の強い力を持っていると言います。なんだか怖い気もしますが、確かに頭では悪いと思っていても体が欲してしまう。
つまり脳が「脂肪味」に病みつきになってしまっているのが我々なのです。

動物性脂肪の習慣的かつ過剰な摂取は脳機能に異常をきたし、病みつきにさせるそうです。さらには本当に必要な栄養やエネルギーが分からなくなり、過食にも拍車がかかり、運動意欲までも削ぎ落としてしまう現象はマウスだけでなく人でも確認されているという恐ろしい事実。

塩味の強いものを食べ続けると味覚が麻痺してわらに塩分濃度の高いものを欲するのと同じように、脂肪も摂りすぎるとさらに高脂肪なものを欲してしまいます。
それが脳からの信号であれば我々は理性ではなかなか止められない…恐るべし脂肪味!!

ほなね!

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